鍋の後片付けの話


今日は、鍋の後片付けの話。

魔法薬を作ったあとの鍋は、
すぐに次の仕事に使えるようにはしない。
まずは、火を完全に落として、
しばらくそのまま。

Luno
「熱が残ってるうちは、触らない。」

Ayu
「焦げてないか、早く見たくなるけど。」

Luno
「だからこそ、ね。」

しばらくして、
鍋に手をかざす。
もう大丈夫だと思っても、
もう一呼吸。

モリノト
「まだ、あったかい音。」

Luno
「ほら。
 ちゃんと冷めるまで待てる人、
 意外と少ないのよ。」

水を張って、
静かに洗う。
ごしごしはしない。
残った香りが、
すーっと薄くなるまで。

Ayu
「使い切った感じ、するね。」

Luno
「ええ。
 片付けは“終わらせる作業”じゃなくて、
 “戻す作業”だから。」

鍋を拭いて、
棚に戻す。
何も入っていない鍋。

モリノト
「空っぽだと、
 次の音が入りやすい。」

「いっぱいだったものは、
 ちゃんと外に出してからね。」

Ayu
「なるほど。」

今日はもう、
新しい魔法薬は作らない。
でも、鍋がきれいだと、
Labはちゃんと整う。

Luno
「次に火を入れるとき、
 迷わないための時間ね。」

たぶん、そう。

今日のLabは、
片付けで終わり。
それも、大事な仕事。

片付けまでが、魔法。

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