アロマの話(やさしい知識)
— モリノトが話す番 —
ねえ、
アロマってね、
がんばらせるものじゃないんだよ。
いい香りを嗅いだとき、
「効いてるかな?」って
考えなくていい。
好きかどうか。
それだけで、
今日はもう合格。
Ayu
「それでいいの?」
うん。
むしろ、それがいちばん。
香りはね、
頭より先に
からだに届く。
だから、
理由を探す前に
一回、吸ってみる。
Luno
「説明より、体感ね。」
そうそう。
香りが好きだと、
呼吸が少しだけ深くなる。
深くなると、
力が抜ける。
それで今日は、十分。
「効かせたい日」もあるし、
「何もしない日」もある。
どっちも、正しい。
アロマはね、
使い方を覚えるより、
距離感を覚えるもの。
近づきすぎると、
ちょっと逃げる。
離れすぎると、
気づかれない。
だから、
横に置くくらいが
ちょうどいい。
Ayu
「横に置く、かあ。」
Luno
「干渉しない優しさ、ね。」
うん。
今日は、
名前を覚えなくてもいい。
成分を知らなくてもいい。
ただ、
「いいな」って思ったら、
それを信じて。
香りは、
信じてもらえた分だけ、
静かに仕事するから。
(モリノト、小さく笑う)
今日はここまで。
つぎはきっと、
魔法薬の話につながるよ。
でも今日は、
知ろうとしなくていい日。
……ね?


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